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出会い (108)

アイラは色んな資格に挑戦している。

アイラの心境を思うと
「医学部には戻らないのか?」と
直接的な聞き方は出来ない。

医学部とは関係のない資格を取る
との言葉が返事なのだと思う。

だが、戻らないのならアイラは
ずっと遠くにいることになり
会うことも簡単にはできない。

資格を取り、それを生かす仕事に就いたとしても
なかなか会えないだろう。

運命の出会い・・・
だが、互いの病気のためか遠く離れてしまった。

アイラは医学部を止めて
今後はどうするつもりなのだろう?

資格を取ったところで特別な資格でなければ
そう簡単には仕事に就けないはず。

賢いアイラのことだから
そんなことは承知の上で休学?したに違いない。

寒さが終わり暖かくなったら
アイラは活発な行動をするだろう。

いずれにしても
私・アイラ共々健康でいられると良い。

運命の出会いなのだから
互いに健康で生きてゆきたい。


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出会い (107)

アイラを電話で起こしてあげ
夜になって確認したら「漢字検定」だと言う。

もう大学には戻らないのだろうとは聞けなかった。

今は元気なアイラ。

翌日になりまた電話してみた。

「漢字検定とか色々勉強するんだね?」
「うん、次はもっと違うものに挑戦するよ」
「何に挑戦するの?」
「行政書士の資格でも取ろうかな?」

そんな会話でアイラに質問する必要はなくなった。

医者になるのを諦め
他の「資格」で生きていこうと決めたことが分かった。
でも、何をするのかは確定していないように感じた。

「そんなに色々資格を取ってどうするんだ?!」
と、少し茶化してみた。

「色んなことに挑戦してみたいから」

元々元気で快活なアイラ
体調が良い限り決して大人しくはしていない。

「色々とチャレンジするんだね」
「うん、あたし頑張るよ!」
「躰には十分に注意してくれよ」
「大丈夫、分かっているから」

アイラはいくつの「資格」に挑戦するのだろう?

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出会い (106)

アイラを電話で起こす約束をした。

約束の朝に電話を鳴らした
呼び出し音は暫く続いた
熟睡しているのかなかなか出ない。

15秒以上鳴らすとやっと電話に出た
「もう朝だよ
 早くしないとヤバイでしょ」
「うん、分かった」
少々元気のない声だ。
朝で少し寝ぼけているのかな?

何の試験なのかは知らないが
夜になったら再度電話してみよう。

朝の電話が終わってから
夜になるまでは少し長く感じた。

私の心の中で
アイラはもう大学には戻らないのでは?
その様に思えていた。

大学に戻らないなら会えないことになる。

嫌な予感があるが
夜になって電話してみた。

「ところで何の試験だったの?」
「漢字検定だよ
 私理工系でしょ!漢字苦手だから」

賢いアイラだが漢字は苦手なようだ

「じゃあ、私と同じだね
 何度書いて覚えようとしてもずくに忘れるんだ」

少々冗談交じりで会話をして電話を切った。

だが、大学に戻るのかどうかは聞けなかった。

でも、会話をしていて
もう戻らないのだろうと感じ始めていた
漢字検定など復学には関係ないはずだから。

戻らなければ会える機会は殆ど無くなる。

そして、アイラは戻らなかった場合どうするのだろう?

私にはその点について、全く予想が出来ないでいた。

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出会い (105)

アイラが退院して暫くが経過した。

メールは毎日ではないが返信が来る。

メールの中身は入院前と変わらない内容だ。

色々とメールでやり取りをしているが
段々暖かくなるが大学はどうするのか聞くことはしない。

決めるのはアイラ自身だし
私が言ったところで変わる訳ではない。

アイラの性格は分かっているつもり。

私に話す時はいつも決めてから。

病気等のおかげで
医者になることを諦めるのか
復学しなかったら何をするのか・・・
全てはアイラが決める。

とにかくまだ少し時間はあるが心配だ。

アイラは私の心配など関係なく何か勉強している
ある時メールで言ってきた
「明日試験があるんだよね
 起きられるかな?」
「じゃあ電話で起こしてあげるよ」
と、返信したが
何の試験なのかは聞かなかった。

だが、大学に関係する試験ではなさそうだ。

元々賢いアイラだ
既に方針は決めているのかな?


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出会い (104)

アイラは知らぬ間に退院した
事前の連絡も無しに・・・。

少しくらい前に「退院するよ」
って言ってくれても良いのに・・・。
少しばかり腹が立つ
が、悪い方向ではなく
退院したのは嬉しかった。

医学部を休学までして
療養のはずなのに夜のバイトなどをするから良くない。

退院して大人しくしているのかと思ったら
図書館で勉強すると言う。

勉強するのはよい。

だが私には別の心配があった。

もう寒い季節になったのだから
復学するのなら準備があるはず。

でも、戻ってくるような様子は感じられない。

勉強するって、何を勉強するのだろう?
医学部の勉強は一年休んだら大変なはず
戻るのに何かテストでもあるのだろうか?

この寒さがゆるむ頃には
戻っていないと間に合わない。

全ては「病気」のせいだ。

色んな心配・不安はあるが
私には待っていることしか出来ない。

互いに病気持ちだ
今後のことは予想がつかない。

ただ、互いの病気が悪化しないことを願う。

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出会い (103)

アイラの入院を
すごく心配していた
とても不安だった。

毎日せっせとメールを送っていたのに

アイラは何の予告もなく退院した。

普通なら「もうすぐ退院するよ」とか
連絡しても良いと思うのだが・・・。

出会った当初から
変わった女だな・・・と思っていたが
やはり変わり者なのかな?

その様に思いつつも
アイラが退院して嬉しかったのは言うまでもない。

送るメールは「思い出話」から
現実的な内容に変更した。

「退院出来て良かったね
 躰はもう大丈夫なのかな?」

家で大人しくしているからか返信はすぐに来た。

「病気は治ったわけではないけれど
 普通の生活には十分に耐えられるくらいに元気になったよ」

アイラの病気は難病だから
簡単に治るはずはない。

その病気と上手く付き合って生きていくしかない。

「退院したばかりだから
 しばらくは家で大人しくしているんだろ?」

「大人しくはしていないよ
 明日から図書館に行って勉強する」

少し元気になったかと思ったら
もう色々と行動するのか
もう少しは大人しくしていてもらいたい。

だが、「元気」はアイラのトレードマークだ。

以前のアイラと同様な元気さなのかは分からないが
また、すぐに入院などしないことを祈り
「「とにかく躰を十分大切にして
 行動してね」

そんな一言を付け加えた返信メールを送り
いつまでも元気なアイラでいてくれるよう願っていた。

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